婦人科疾患

各種治療>婦人科疾患

婦人科疾患

無月経の患者さんが治療の翌日に生理が来たり、結婚して5年子供ができなかったのに治療を始めて半年で妊娠したといった話は、鍼灸の世界では珍しくはありません。これは、鍼灸といういわば原始的な治療方法が、妊娠・出産という人類自身の生物としての根本ともいえる原始的な機能に対して、適合性が高いと言えるのかもしれません。

女性のイラスト

わかってもらえない苦痛

婦人科疾患の多くの症状は、女性特有のものであるため、男性にはなかなか想像がつかず、理解を得られないことも少なくありません。また例えば生理痛などは立っていられないほどの痛みを感じる人がいる一方で、全く痛まない人もいます。同性からの理解不足は、まるで自分が悪いかのような誤った錯覚を起こすため、より大きなストレスを招き、更なる症状の悪化の原因ともなっているようです。

女性のイラスト

身体の問題・心の問題

月経・妊娠・出産に関する症状のみでなく、閉経後のいわゆる更年期障害の症状に対しても、鍼灸治療は有効です。更年期の症状にはホルモンバランスの変化だけでなく、心理的な要因も大きく関与していると言われていますが、伝統的な鍼灸の考え方では身体の問題と心の問題を別々にとらえず、一つのものとして考えるため、治療によって身体症状の改善だけでなく、精神的にも安定してくることが期待できます。

女性のイラスト

一度は試してみてほしい鍼灸治療

先に述べたように鍼灸治療は婦人科疾患に対して相性がよく、月経痛を初めとするPMS(月経前症候群)なども数回の治療で改善することが少なくありません。痛み止めの薬を常に携帯していないと不安を感じるほどのつらい症状の方には特に一度は試してみてほしい治療法です。

女性のイラスト